人生100年時代と言われる今、健康でいることは、何よりの資産になります。
体調を崩すことなく、毎日をごきげんに過ごせたら、それだけで人生の満足度はぐっと上がりますよね。
でも実際には──
- 疲れやすい
- 食べたあとに眠くなる
- 体にいい食事をしたいけど、億劫で…
そんなお悩みを抱えている方も少なくありません。
今日は、そんな「お料理への苦手意識」から抜け出して、体の不調を整えることができた、Kさんのエピソードをご紹介します。

「バランスの良い食事、わかってるけど…できないんです」
Kさんは外食が多く、お肉料理がお好きな方。食べること自体は嫌いではないのに、
「何を作ればいいかわからない」
「レシピを考えるのがめんどう」
「そもそも料理が苦手」
そんな思いが強く、ご自宅ではほとんど自炊をされていませんでした。
でも、体調を崩しやすく、疲れやすさも気になっていたそうです。
「やっぱり健康のためには、ちゃんとごはん作らなきゃ…」
そう思ってはいるけれど、重い腰が上がらない。
そんな、ご自分の食とのかかわり方に悩んでおられました。
苦手意識の裏にある“脳の思い込み”
Kさんにリーディングを行いながら、丁寧にお話をうかがっていくと、いくつかの思考のクセが見えてきました。
たとえば、
- 何事も「ちゃんとしなきゃ」という強い完璧主義
- 自分のために手をかけることへの、自己否定からくる罪悪感
- 「料理=どうせ失敗する・苦痛」という過去の経験による刷り込み
こうした無意識の思い込みが、「料理する」という行動にブレーキをかけていたんですね。
脳は、「苦手」と思うと止まってしまう
脳には、「これはやりたくない」と認識したことに対して、拒否反応を起こす性質があります。
Kさんの場合、「料理=めんどくさい・自分にはできない」と強く思い込んでいたため、料理のことを考えただけで脳が疲弊し、思考停止状態に陥っていました。
「料理は苦手」という思考のクセがに囚われていて、レシピや栄養バランスの話など、まったく頭に入ってはきません。
必要なのは「行動のための知識」ではなく、「思い込みを解除すること」だったんです。

「体の声を聞く」と、食べたいものがわかってくる
セッションでは、Kさんの中にある「ちゃんとしなきゃ」という思考にアプローチしながら、いくつかのエネルギーワークや思考の変換をしました。
- 頭ではなく“体の声”に耳を傾けること
- 食べる=自分を大切にする行為、という再定義
- 「正しい食事」ではなく「私が心地よい食事」を優先する視点
こうした思考の変化によって、Kさんの内側に少しずつ変化が生まれていきました。
小さな変化が、やがて日常を変えていく
セッションからしばらくたったある日、Kさんがこんなことを話して下さいました。
- 朝ごはんを自然に食べたくなるようになった
- 自炊する回数が増えてきた
- 「自分のためにごはんを作ってる」と感じられるようになった
- 食べたいものが、ふっとひらめくようになった
- 食後の強烈な眠気がなくなり、午後もスッキリ過ごせるように
- 気にしていた“早食い”も、自然と落ち着いている
「思考が変わったら、体もついてくるんですね」とおっしゃる、穏やかな笑顔が印象的でした。
「できない」の奥にある思い込みを見つけてみる
料理に限らず、私たちが「できない」「苦手」と感じることの多くは、才能や努力の問題ではなく、「脳がそう判断してしまっている」だけの場合があります。
つまり、それは「思い込み」なんです。
- 料理は苦痛なもの
- どうせ失敗する
- 私にはできない
そんな無意識の言葉を、一度問い直してみてください。
すると、苦手だったはずのことが、少しずつ「できるかも」「やってみたい」に変わっていきます。

今日から少し、自分の“思考の声”を聞いてみませんか?
お料理は、健康を整えるだけでなく、「自分を大切に扱う」という毎日の行動でもあります。だからこそ、
無理に頑張るのではなく
我慢してやるのでもなく
「できたら嬉しいな」くらいの感覚で始めてみる
そんなスタートでも、十分なんです。
「自分の思考や行動のクセを見つめ直すことで、日常は少しずつ変わっていく」
Kさんの変化は、そのことを教えてくれています。
思考のクセから抜けだして、自然に健康な一日になりますように。
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