ご飯づくりって、毎日の生活の中で切り離せないものです。
でもちょっとめんどうだな…って感じる日もありますよね。
料理は好き!という人もいれば、ちょっと苦手という人もいます。
私はどちらかというと料理は好きなほうで、美味しいものを食べたいし、そのために作るのも楽しい、と思っていました。
でも、そんな私でも「今日は作りたくないなぁ…」って感じる日もあったんです。
だけど当時の私は、その気持ちを素直に認めることができませんでした。

「こうあるべき」に縛られていた私
「主婦なんだから当然でしょ」
「家族のためにちゃんと作らなきゃ」
「私の仕事なんだから、手を抜くなんてダメ」
自覚はなかったけど、心の中でそんなふうに自分に言い聞かせて、「作りたくない」とか「面倒くさい」なんて思っちゃいけないと思っていたのだと思います。
母として、妻として、きちんとしていないといけない。
料理も手を抜いちゃダメ、ちゃんとしなきゃ。
今にして思えば、そんな思い込みがあったんですが、どうしてそんな思い込みを持ってしまったんでしょう。
私たちの脳は、これまでの経験や周囲の影響から、「私はこうあるべき」「こうしなければならない」といったルールを無意識に作り上げます。
あの頃の私は、どうやって作り上げられたのかわからない「こうあるべき」に、ガッチリ縛られていたんですね。
料理に関しては、
・家族に期待されている
・ちゃんと作らないと母親失格
・健康のためには手作りが当たり前
そんな思い込みが積み重なって、「料理=義務」「料理=役割」という図式が、私の中でガチガチにできあがっていました。
だから、本当は「今日は作りたくないな」と思っていても、その気持ちにフタをしていたんですね。
そしてその思い込みの正体は何だったかというと、「100点でいなければならない私」でした。
私を縛っていた完璧主義と罪悪感
完璧じゃないと認めてもらえない。
手を抜いたらがっかりされる。
そう信じ込んでいたのです。
これは私自身の育った環境やこれまでの経験が、脳の中にしっかり刷り込まれていたからです。
でもある日、なんだかクタクタに疲れて、もうどうでもいい気分になった時、初めて、「私は作りたくない気分にフタをしている」「めんどくさいって言っちゃいけないと思ってる」自分に気づいたんです。
私の中にあったのは「100点でいなければならない完璧主義」。
それと「めんどくさいと思ったり、作らないことに対する罪悪感」でした。
それに気づいたら力が抜けました。そして、めんどくさい日には
「今日はご飯作るのめんどくさ〜い!」
「メニューなんて浮かばな〜い!」
って声に出して言えるようになりました。
不思議なことに、声に出すだけで心がふっと軽くなるんですよね。
そして、
「今日は作らない!」
「気になってたアレを食べに行こう!」
そんな選択も、罪悪感なくできるようになりました。

大事なのは「私はどうしたい?」の気持ち
私たちの脳は、一度取り込んだ「こうあるべき」とか「こうしなきゃ」を守ろうとします。
でもそれが、自分の本音とズレていると、どんどん苦しくなってしまうんですよね。
大切なのは、役割や義務感、罪悪感の声よりも、「私はどうしたい?」という自分自身の声に耳を傾けることです。
料理に限らず、日々の中で「こうすべき」と思っていることは、あなたの脳が作った思い込みかもしれません。
だから、「もしかしてこれって、思い込みじゃないかな?」と自分に問いかけてみてください。
そして「本当はどうしたい?」と自分に聞いてあげてください。
その小さな問いかけが、あなたの毎日をラクに、心地よいものへと変えていくはずです♡
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