何かをやり始めて、「やっと動き出せた」「少しずつうまくいき始めたかも」
そう思えるようになったタイミングで、ふと行動が止まる。そんなことはありませんか?
何も起きていないのに、急に気が重くなったり、気がつけば他のことに気を取られて、そちらを優先していたり。頭では「この勢いのまま進めばいいだけ」とわかっているのに、体や心が追いつかなくない、そして行動が止まる。
以前の私は、よくその状態に陥っていました。
「あ、まただ。」「ここで止まっちゃいけない」
「せっかくこれだけできてるのに」
そう思うんですが、自分ではどうにもできないんですよね。
「なぜいつも、こうなるんだろう」「どうすればいいの?」
うまくいき始めると脱力して行動が止まる、その理由は、いくら考えてもわかりませんでした。

潜在意識が「うまくいくこと」に慣れていない
うまくいくことに抵抗が出て、行動が止まってしまうのは、自分の中に「成功してはいけない」「幸せになる資格がない」という思い癖が根付いているからかもしれません。
それは、育ってきた環境やこれまでの経験の中で、いつの間にか身につけてしまった「思考のクセ」です。
もしあなたも、「何かをやり始めてうまくいきそうになると、なぜか止まってしまう」という自覚があるなら、それはおそらく、あなたの中にある「思い癖」のせいなんです。
たとえば子どもの頃、「目立つと叱られた」「がんばっても認められなかった」などの経験があると、「うまくいくこと」に不安を感じてしまいます。
それが思い癖として沁みついていると、潜在意識はその慣れた状態から変わるのを避けようとします。
「うまくいくこと」に慣れていないので、いくら頭で頑張ろうとしてもダメなんです。
「やり遂げると、目立つから叱られる」という恐れだったり、「うまくっても、どうせ認めてもらえない」という諦めが、先に立ってしまうんです。
私の場合は、「どうせ認めてもらえない」が強かったですね。
自己否定が生む「ストップサイン」
これって無意識に、自分を否定してる状態です。
自己否定は、まるで心の奥に貼られた「STOP」シールのように働きます。
どんなに外側で努力しようとしても、内側で「私はダメ」「私なんか」と思っていると、行動が止まってしまうのは当然と言えば当然です。
そして、自分を否定したままの状態では、何をやってもうまくいかない人生が続きます。
それはイヤですよね。

思い癖から抜けるには、やさしく自分に問いかけてみる
気が重くなったり、力が抜けてしまった時に、それを何とかしようとしてもうまくはいきません。
だって、「STOP」シールはとーーっても強力ですから。
そこで必要なのが、「無理やり進むこと」ではなく、まず「なぜ止まってしまったのか」に気づいてあげることです。
行動が止まるとき、こんなふうに自分に声をかけてみてください。
「このまま先に進むと、どうなるって思ってる?」
「このままうまくいくと、誰かに何か言われそう?」
「このまま先に進むと、どんな気持ちになりそう?」
問いかけていると、少しずつ無意識の中の思い癖が、姿を見せてくれます。
心の奥にある、「恐怖」とか「不安」とか「自分はダメだ」という思いに触れることができるんです。
そうしたら、触れるたびに「そうだよね。」「怖いよね。」「不安だよね。」と、ただやさしく受け止めてあげればいいんです。
それをすることで次第に、「STOP」シールの粘着力が弱まって、はがれてきます。そして、行動を止めていた心の中のブレーキは、少しずつ緩んでいきます。
思い癖を変えるには「気づく」ことから
あなたを止めているのは、「過去の記憶と感情」です。
「過去の記憶と感情」は、自分では気づきにくい思い癖を作ってしまいます。その思い癖が無意識に、先に進むのを止めてしまうんです。
だけどそれは、今日から少しずつ変えていくことができます。
無理に進めなくてもいいし、行動が止まった時もそのままで大丈夫。
望む未来をスルッと手に入れるために、まずは気づいていくことから始めてみてくださいね♡
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