私は長女です。
そして、やっぱりありました、「決めつけぐせ」。
しかも、なかなか強力なやつが……(笑)
長女って、弟や妹がいるとどうしても我慢する場面が多いですよね。
たとえば、弟や妹がおもちゃが欲しいと泣いていたら、「お姉ちゃんなんだから譲ってあげなさい」と言われることもあります。譲ってあげたけど、「本当は私が欲しかったのに……」と、こっちが泣きたくなったかもしれません。
親の目は弟や妹の方にばかり向いてしまいがちで、自分の気持ちはつい引っ込めてしまうこともあります。
そんな小さな我慢は次第に積もり積もって、やがて
「本当の自分を出したら叱られる」
「私のままでは否定されてしまう」
と思い込んでしまうことになるんですね。こういった思い込みは、知らず知らずのうちに心に深く根づいていって、特有の思考のクセになっていくんです。

長女に多い「決めつけぐせ」の理由
もちろん、すべての長女がそうとは限りません。親御さんがどの子にも平等に愛情を注ぎ、のびのびと育ててくれる場合、こうしたクセはつかないかもしれません。
だけど現実には、「長女だからしっかりしなさい」という期待や、「お姉ちゃんなんだから」といった言葉が、無意識のプレッシャーになっていることが多いんです。
長女は「人の期待に応える子」という役割を担いやすく、そこから特有の自己認識を持ってしまいます。「
「決めつけぐせ」のほかにも、「人に頼っちゃいけない」「弱音を吐いてはいけない」「正しい選択をしなきゃいけない」――こんなふうに、自分を縛るルールがどんどんできていくんですね。
「長女気質」が引き起こす生きづらさのパターン
「決めつけぐせ」や先にあげた例のほかにも、長女気質の典型的なパターンは、こんなふうに表れます。
- 聞き分けのいい子を演じてしまう
- 周りに認められたくて、評価されそうな態度をとる
- 自分の考えや行動が正しいと信じ、その正しさを主張する。
- それが否定されそうになると感情的になる
- 本質の自分がバレないように自分を守ろうと、つい攻撃的になってしまう
- 我慢が限界を超えて、突然爆発する。
私もすべて当てはまっていて、ずっと心に分厚い鎧を着せて生きていたように思います。
表向きは穏やかでも、心の中では常に不安や不満が渦巻いていて、それをぎゅっと押し込めています。そして限界を超えたとき、些細なことで怒りが爆発し、「どうしてあんなふうに感情的になったんだろう……」と後悔することもよくありました。

長女だから仕方ない?そんなことはありません
昔の私は、「長女だから仕方ない」「私の性格なんて変わらない」と思い込んでいたので、「長女って損だな」と、感じていました。
でも、心や魂、脳のしくみを学んできづいたんです。
長女気質を「もともと持っていた」わけじゃないんですよね。
だから「書き換える」ことができます。
長女気質のクセや決めつけぐせは、あなたや私が生まれ持った性質ではなく、これまでの環境や経験の中で身についた思い込みからできたものです。だから「もう必要ない」と決めれば、少しずつ変えていくことができるんです。
私もたくさんつまずいて試行錯誤しながら、長女気質の鎧を脱いできました。今の私は、以前よりずっと楽に、自由に生きられるようになっています。
生きづらさの根っこにある「長女気質」を手放していこう
あなたがもし長女さんで、「自分も長女気質があるかも」と思ったなら、その気質が今の生きづらさの原因のひとつかもしれません。
長女気質って残念ながら、自分にとってプラスになることはほとんどないんですよね。
何かに挑戦したいときにも、足を引っ張ってしまいます。
でも、大丈夫です。
あなたが「もういらない」と決めた瞬間から、そのクセを手放していけます。
ビジネスもプライベートも、もっと自由に、もっと豊かに楽しめる自分に変わっていけるんです。
不要な思い込みやクセ、決めつけぐせをどんどん外して、あなたらしくもっと軽やかに人生を楽しみましょう♡