「いい気分でいる時間を増やしましょう」
「その気分が波動を高め、心地よい現実を引き寄せます」
そんな言葉を、あなたもどこかで見聞きしたことがあるかもしれません。
私も以前、これこそが幸せになる道だと思い込んで、「いい気分でいよう」と努めていた時期があります。
心地よいことを選び、嫌なことは後回しにして、瞑想やヒーリングにたくさんの時間を使いました。そして、「これで現実が変わるはず!」と、自分に言い聞かせていたんです。
でも、本当のところはどうだったかというと……
心の奥はなんだかモヤモヤしていて、どこかで「何かが違う」「なんかウソっぽい」」という感覚があったように思います。

「いい気分でいれば大丈夫」の裏にあった私の自己否定
今だからこそわかるんですが、あの頃の私は、「いい気分でいれば大丈夫」という言葉に頼ることで、本当の自分の声に向き合うのを避けていたのだと思います。
小さい頃から、私は「自分なんて…」と感じることがよくあって。それで無意識に「自分はまだ足りない」「もっと頑張らなきゃ」と思うようになっていたんです。
がんばること、役に立つこと、人に認められることで、自分の価値を証明しようとしていたんですね。
そんな私にとって、「いい気分でいればいい」という考えは、とても都合のいい逃げ道でもありました。
自分の中にあった、自己否定からくる不安や寂しさ、満たされない気持ちには気づかず、「私はいい気分でいるから大丈夫」と、自分を安心させようとしていたのかもしれません。
でも、現実は変わりませんでした。
誰かの理想ではなく、本当の私の望みを見つけること
今にして思うと、当時の私は未来のイメージも借り物でした。「こんな家に住んで、こんなパートナーといて、こんな服を着て、こんな車に乗って…」
でもそれは、どこかで目にした誰かの幸せの形であって、私自身の本当の望みはわかっていなかったんですよね。
だから、いくらイメージしても、瞑想しても、引き寄せのワークをしても、現実は変わらなかったのです。
魂が本当に望んでいたのは、いい気分を装うことではなく、本当の私を知ること。そして、その私の声に沿って一歩ずつ行動することでした。
そのことに気づいてから、私は少しずつ自分に問いかけるようになりました。
「今私は何を感じている?」「本当はどう在りたい?」「どんな未来にいたら幸せ?」
そうやって一つずつ、自分の内側に問いかけるようになったとき、少しずつ、本当の自分の声が聞こえるようになってきました。
未来を描くときも、「どんな暮らしをしたいのか」より、「その未来の私はどんな気持ちで毎日を過ごしているだろう?」そんな問いかけをするようにしました。
そして、未来の自分が感じている幸せを、今この瞬間に少しだけ感じてみるようにしたんです。そうすると、「私はその未来に向かっている途中なんだ」と思いながら、毎日を過ごせるようになりました。

あなたは「いい気分でいれば大丈夫」という罠にハマっていませんか?
いい気分でいることはもちろん大切です。
でも、いい気分でいる前に、ちょっとだけ自分に問いかけて、心の声に耳を傾けてみてください。
もしかしたら、「私なんて」と思う気持ちが隠れていることに、気がつくかもしれません。気づけたらそれは、思い込みを解いていく大切な一歩になります。
いい気分でいることは、 自分を大切にする思いの中で自然と生まれるものだと、今の私は思っています。。だから、自己否定の思い込みに気づいていくことが先なんです。
自分の本当の声を少しずつ聞いてあげることで、あなたの中の「私なんて…」という思い込みも、ゆっくりほどけていきます。
私自身、長い間「自分なんて…」と自分を否定する思い込みにとらわれて、自分の望みも見えていませんでした。だけど、気づくことで変化を起こしてこれたんです。
あなたが本当に望む未来は、あなたの内側にちゃんとあります。今日からほんの少しずつでも、自分の心の声に耳を澄ませてみてくださいね♡
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