「私って、心から笑ったことあるかな…?」あなたは、そう思ったことはありませんか?
私にはふと、「私って、心から楽しくて笑ったことって、あっただろうか?」という疑問がわいたときがありました。今回は、そこから本当の笑顔に出会うまでのお話です。
人と話すとき、笑う。
写真を撮るとき、笑う。
笑顔でいるのは当たり前。
それまで疑問に思わなかったけど、私は心の奥がぽっかりしたまま笑っていて、本当の笑顔じゃないなかったなって思ったんです。
それまで、「笑顔でいるのはいいこと」「笑っていれば人とうまくやっていける」「笑っていれば、周りから浮かない」そんな気持ちでいたのかもしれません。

「笑ってさえいればいい」って、いつから思うようになったんだろう?
思い返してみると、小さい頃から「ちゃんとしなきゃ」というプレッシャーがありました。
親からは、できていないところをよく指摘されて、「だらしない」と言われることもありました。
私は気づかないうちに
「ちゃんとしなきゃダメなんだ」
「本当の自分のままでは認めてもらえない」
という思い込みを育てていたようです。
だからでしょうか、人の輪の中に入ると、緊張する。
街中を歩いていても、誰かに見られている気がして、動きがぎこちなくなる。
「ちゃんとして見える私でなければ」と意識するあまり、人前では無意識に「カッコつけた自分」でいるのが当たり前になっていました。
そしてそれに気づかずに、笑いも「作り笑い」のようになっていたのですよね。
本音では笑っていないのに、ちゃんと見えるように、変に思われないようにって。
私にとっての笑顔は、本音に気づかれないための、心の仮面のようなものたったのかもしれません。

「カッコつけていた」自分に気づいたら、私の中で起きたこと
「私って無意識にカッコつけてるな」って気づいたのは、実は最近のこと。
それまでは、人といるのが苦手とも思っていませんでした。でも本当は、人の目をめちゃくちゃ気にしていたんですよね。
「ちゃんとしなきゃ」
「嫌われたくない」
「変な人だと思われたくない」
そんな思いに占領されていて、自然に振舞うことができていなかったんです。笑うのも、周りを気にしながらになっていたんですよね。
そんな「カッコつけの自分」が見えたことで、「あー、そんなところにも、ちゃんとしなきゃ認めてもらえないと思ってる私が、隠れていたんだな」とわかったんです。
するとね、人の目を気にすることが自然に減ってきました。そして、作り笑いじゃなくて、笑いたいときには心から笑えるようになったんです。
人の中にいるとあんなに力が入っていたのに、肩の力が抜けてきました。
誰かといても、「自分がどう思われているか」は気にならなくなって、その瞬間に感じていることを大切にできるようになりました。
そしてある日、ふと笑ったとき、「あ!今、心から笑えてる」って、わかったんです。
見られることを意識して作っていた笑顔とは、まったく違うものでした。

今、心から笑えていなくてもいいんです
私たちはつい、「笑顔でいなきゃ」「明るくしていなきゃ」と思いがちです。
でも、無理に笑顔を作るより、本音を大切にするほうが、ずっと深いところで人とつながれるんですよね。
本当に笑えるようになるには、順番があります。
まず「笑えていない自分を認めてあげる」こと。
私は自分が心から笑ったことがないのに気づき、その自分を否定することなく、なぜそうなっていたのかを理解しました。そして、笑えなくても仕方なかったんだねと、「心から笑えていなかった私」を受け入れていきました。
今の私は、うつろな気持ちを感じながら笑いを作るのではなく、「笑いたいから笑う」、そんなふうに、自分の心のままに笑えるようになっています。
あなたがもし、「私って心から笑ったことがあるだろうか…」と感じていたら、その気持ちを置き去りにしないでくださいね、ちゃんとその自分を受け入れて、それも自分だと認めてあげることがとっても大切です。
自分を否定する癖が抜けてくると、自然に心から笑えるようになります。
誰かに見せるための笑顔じゃなく、心から純粋な笑顔が湧いてくるようになります♡
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